地獄の出口を求めて

おじさんの地獄生活の記録。某国立大で博士号を目指して研究に従事。しかしギャンブルにハマり多重債務者になり借金を背負っての地獄の日々。地獄からの脱出のために日々思ったことやったことをここに綴りたい。

依存

 今日も起床したあといつもの強烈な衝動に襲われ抗えずパチンコ屋に向かった。もうほとんど金がないのに…。そんな小銭でパチンコを打っても勝てるわけがなく、その金もパチ屋に献上してきた。もう明日は打ちに行きたくても打ちに行けない。金がない。でもこれはチャンス。かつて2ヶ月とか3ヶ月とか禁パチに成功したことがあったがその時の経験から言えることはパチンコの誘惑はどんどん薄れてゆく。一日行かずに済めばその次の日の衝動の強さは弱まる。そして行かない日を積み重ねて行けばどんどん解毒され衝動をほとんど感じなくなる。問題は衝動を感じなくなるくらいまでになるとパチンコの誘惑の強烈さ、あの抗えないほどの強さまでも忘れてしまう。それがいままでのスリップの原因になっていて何かの拍子にフラッとパチ屋に行ってしまう。今度長期の禁パチに成功したら忘れないように注意しよう。


 パチンコ屋で友人に会った。彼もずいぶん長いことパチンコを打っているけど依存症ではないのか?長期にわたってパチンコを打ち続け依存症に陥らずにいられるものなのだろうか?見た感じは依存症には全然見えないけど。世の中にはいろんな依存症がある。酒、タバコ、女、麻薬。依存症になる人とならない人がいる。その差はなんだろう?毎日仕事から帰って晩酌する人もいると思うけど依存症にはならない人もいるし、長年タバコを吸っていた人でもスパッと禁煙できる人もいる。その逆の人もいて酒を辞められず施設に入院する人もいるしタバコに関しては今や禁煙外来というものまである。体質つまり遺伝が関係しているという説も耳にしたこともあるけど本当だろうか。自分はむしろ精神の強さが関係しているのではと思う。ちゃんと人生の中で起きる諸事情に向き合い何かに向かって逃げない精神力。それこそが何かに対する依存を生み出さない一番の力かも。もちろんこの力の強さが遺伝子によって決まるということであれば遺伝説が正しくなるけど。あと大事なのは人生におけるバランス、メリハリなのではないだろうか。依存性のあるものに向かって逃げたくなるポイントまでストレスとかフラストレーションを溜めずうまい具合にガス抜きしてバランスをとる。これも大事かも。そのために始めた合気道でもあるのだけど最近は全然稽古に顔を出していない。初段をとったあと新鮮味がなくなり、さらに体力も衰え合気道に対する関心が薄れている。今後のためにも体力をつけ二段を目指すのも悪くないかも。