地獄の出口を求めて

おじさんの地獄生活の記録。某国立大で博士号を目指して研究に従事。しかしギャンブルにハマり多重債務者になり借金を背負っての地獄の日々。地獄からの脱出のために日々思ったことやったことをここに綴りたい。

道の終わり

 今日は久しぶりに研究室に行ってきた。二週間ぶりだろうか。下手したらそれより長く休んでいたかも。疲れた...。こんなにも疲れるものなのかと思った。以前はこれほどすり減るように疲れたりはしなかったけど久々に行くとやっぱり疲れも大きいものなのだろうか。相変わらず雰囲気が悪かった。研究室の色は教授によって決まると言われることもあるけどうちの教授はいろんな意味でダメであって一人の人間として見てみればヘドが出るくらい最低の人間だ。自己中心的で、ずるくて、腹黒くて。世の中には良いラボもあるしだいたいそういうラボはボスがしっかりとした人格者の場合が多い。だから教授の人柄がラボの雰囲気を左右するというのは本当なのかもしれない。とにかく自分は今のラボに来て研究が嫌いになった。本当は研究が好きで学問が好きだったのに研究の世界の汚い部分を今のラボで見てしまったような気がして研究が好きだと言う気持ちが少しずつなくなっていったのであろう。今は研究室に行くのが苦痛だ。今日はラボに行ったら気分が悪くなり家に帰った今でも気分が悪い。ブラック企業に勤めている人の気持ちってこういうものなのだろうか。明日も行かないといけないと考えると気分が沈む。なるべく考えないようにしよう。


 しかし雰囲気が悪いし気分を害するから研究室に行きたくないとか言っている場合ではないのかもとも思う。これから転職活動をして企業に雇ってもらおうとしている人間がそんなことで欠勤しているようでは会社勤めは到底かなわないであろう。会社だったらクビになるに間違いない。少しは辛抱が必要なのだろうか。よくわからないわ。


 自分はこれからどうすれば良いのであろう。研究の世界でやって行くのはもう嫌だというかもう不可能であろう。博士号がとれない可能性が高いし。会社に勤めた経験がないからわからないけど正直言ってあまり就職することに対して気が進まない。そもそも大学院へ進学し会社に就職することを選ばなかった理由の一つに会社員になりたくなかったというのもあった。親父は筋金入りの会社員だ。ただ親父が楽しそうにしているところなんて一度たりとも見たことがない。ただ死んだように毎日出勤して疲れ果てて帰ってくる。毎日がその繰り返しだった。だからサラリーマンというものはそういうものだと自然と刷り込まれたのかもしれない。ゆえに会社員にはなりたくないと自然と思うようになったのかもしれない。


 最近はよくこれからの人生どうしようと考えることが多い。そして今の自分に考えられる選択肢を目の当たりにすると正直どれもやりたくない。そして最終的に至る考えはもう死んだ方がいいのかもという考えだ。死に関してよく考えることがある。本当に楽になるのか、死の向こうに別の世界があるのか、現世の悩みや苦しみから解放されるのか。今の自分には現世の苦しみや悩みを全部ひっくり返して逆転人生を目指す気力はない。もう消耗しきっている。こういうときは神にでも祈っておいた方が良いのだろうか。そもそも神が本当に存在するのであれば何故に自分をここまで苦しめるのか。神が存在するのであれば神の意志が知りたい。