地獄の出口を求めて

おじさんの地獄生活の記録。某国立大で博士号を目指して研究に従事。しかしギャンブルにハマり多重債務者になり借金を背負っての地獄の日々。地獄からの脱出のために日々思ったことやったことをここに綴りたい。

肩書きと偉さ

 今日も失敗。朝起きたらパチンコの誘惑が強烈に襲ってきて我慢できず気が付いたらパチンコ屋に向かっていた。残り少ない数千円を一瞬で負け、一旦帰宅し、家の中で唯一金になるプレステ4を売りに出した。そしてその金を握って再びパチンコ。もちろん負け。このパターンも何回目だろう。


 研究室に強引に行こうとも思ったけどどうしても嫌だった。雰囲気が悪いっていうのもあるけど教授がアホすぎて我慢ならない。ラボの管理者である手前ラボの中で起きる問題を解決する義務もあるし所属しているメンバーの面倒を見る責任もある。でもうちの教授は何か問題が起きても他人事のように無関心を貫き勝手に解決すると思っている。メンバーの面倒もまともに見ず、博士号を修得できずにラボを去った人間も多い。自分もその一人になりそうだ。本当に教授の器ではない。


 多分日本という国は一番肩書きがあてにならない国だろうと思った。そもそも肩書きなんてものは社会という人工的なインフラの中で人を格付けするものであるが立派な肩書きを持っていても必ずしもそれに値する立派な人間だとは限らない。自身の肩書きに酔って自分が偉い人間だと錯覚する人もいる。人間に偉いとか偉くないとかそんなもんはそもそもない。個人によってできるできないはあるとしても偉い偉くないはない。肩書きというものは時には本当の自分を見失わせる。目を曇らせる。うちの教授は一生自分の肩書きに酔って真の自分を見失っていればいいんだ。真の自分を知ることなく人生を終えればいいさ。一生無駄に生きればいい。という自分も人生をだいぶ無駄にしてしまっている。更生への道を探らねば。